会長挨拶

 日本体操学会は日本体育学会・体育方法専門分科会の下部組織である「体操研究会」の20年間に渡る活動を母体として、平成13年に創設されました。本学会は「動いて学ぶ、学んで動く」を趣旨としています。つまり実践と結びついた研究、研究的視点を持った実践活動を推し進め、動くことと研究することを一体として捉ることを目指しています。従って学会大会ではワークショップや実践活動の提案などが発表され、情報提供としての体操研究集会が企画されています。

 学会としての主な活動は学会大会および各種研究集会の開催、学術研究誌および機関誌の発行、研究活動の支援などを行っており、これらの成果により平成19年に日本学術会議協力学術研究団体として認証を受けました。

 体操は人と競争せず、自分の体を操ることを旨として多様な動きを経験して習得していくことで、健康な体を育んでいくことをねらいとしています。学校体育では学習指導要領が改訂され、体つくり運動の内容のうち従来「体力を高める運動」となっていたものが「体の動きを高める運動」に改変され、自分の課題を発見するだけでなく、自分の考えを仲間に伝えたり仲間を支援したりすることを一層求めています。体操学会では体操の効果を検証するとともに、動きの面白さや仲間、物などとの繋がりを探求して、生涯にわたって良く動ける体つくりに寄与する様々な提案をしていこうと考えています。

 皆様、どうぞご一緒に活動して参りましょう。

 

日本体操学会 会長
 
後藤 洋子